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腹直筋をトレーニングする事で基礎代謝が向上!内臓を守る効果も!?

腹直筋をトレーニングする事で基礎代謝が向上!内臓を守る効果も!?

腹直筋は、体の前面、具体的には肋骨の下から骨にかけて位置し、背中を前方に丸める体幹屈曲動作や正しい姿勢を維持するのに重要な役割を果たす筋肉です。この筋肉には、”白線”と呼ばれる直線的な繊維と”伳画”と呼ばれる伳性線維が走行しており、これによって筋肉は6つ(一部の人には8つ)に分かれています。しかし、皮下脂肪が厚いとこれらの割れ目が見えなくなります。また、腹直筋が発達することで、割れ目がより際立ち、俗に言う「シックスパック」のような外見を手に入れることができます。さらに、腹直筋は内臓を保護する役割も担っています。

腹直筋を鍛えるメリットは、基礎代謝の向上、姿勢の矯正などがあります。腹直筋の上部はシックスパックを作り、腹直筋下部はぽっこりお腹を解消する役割も持っています。腹直筋だけでなく、筋トレを行って筋肉量が増えると、基礎代謝が向上します。 また、腹直筋の鍛え方によっては、腰痛や姿勢の悪さを改善し、日常生活での動作が楽になることも期待できます。

以下では腹直筋を鍛える筋トレ方法をご紹介いたします。

目次

腹筋の筋トレ方法:腹直筋編

腹直筋全体を鍛える筋トレとしては、「ベントニーシットアップ」がおすすめです。このトレーニングは、あお向けの状態で上体を丸めながら起き上がる基本的な腹筋エクササイズです。腹部に十分な負荷をかけるために、腕や肘で反動をつけないように注意しましょう。

【ベントニーシットアップの方法】

  1. あお向けの状態で両膝を約90°に折り曲げます。
  2. 両手は耳の後ろ付近に当て、頭部を浮かし、腹筋に力を入れます。
  3. みぞおちを中心に、頭部から背中を丸めながら起き上がります。
  4. 起き上がる際には、背中が伸びないように注意しましょう。

腹直筋上部を中心に鍛えるためのトレーニングとしては、「クランチ」が効果的です。これは、上半身を持ち上げる動作で、特に腹部上部の筋肉を集中的に刺激します。

【クランチの方法】

  1. あお向けの状態で両膝を曲げ、足を床に付けます。
  2. 両手は胸の前でクロスさせ、肩甲骨を床に押し付けます。
  3. 腹筋を使って、肩甲骨を床から浮かせますが、背中を床から離さないようにします。
  4. 最上部で数秒間キープし、ゆっくりと元の位置に戻します。

これらのトレーニングを組み合わせることで、腹部前面のお肉が気になる方に効果的な筋トレを行うことができます。

腹直筋全体を鍛える

もう1つの腹直筋全体を鍛えるトレーニングとして、「Vシットアップ」が挙げられます。このエクササイズは、仰向けの状態から上体と両脚を持ち上げ、体を「V」の字にする動作です。ベントニーシットアップよりも難易度と負荷が高くなりますが、効果的なトレーニングと言えます。

【Vシットアップの方法】

  1. あお向けの状態で両腕を頭の上に伸ばします。
  2. 上体と両脚を同時に持ち上げ、体を「V」の字になるようにします。この際、両腕は床と平行に、両脚は伸ばしたままの状態にすることがポイントです。

このトレーニングを継続することで、腹直筋全体を効果的に鍛えることができます。

腹直筋上部を鍛える

腹直筋上部を中心に鍛えるトレーニングとしては、「アブドミナルクランチ」があります。このエクササイズは、あお向けの状態から背中を曲げることで腹直筋上部を重点的に刺激する方法です。このトレーニングでは、腕や肘の力を使わず、腹部の筋肉だけで行うことが重要です。

【アブドミナルクランチの方法】

  1. あお向けの状態で両膝を曲げ、太ももを垂直に上げます。
  2. 両手は耳の後ろ付近に当て、頭部を浮かし、腹筋に力を入れます。
  3. みぞおちを中心に、頭部から背中を丸めていきます。床から肩甲骨が離れるまで丸めていきます。
  4. おへそをのぞき込むように上体を丸めることがポイントです。

このトレーニングを正しく実施することで、腹直筋上部を効果的に鍛えることができます。

まとめ

これらのトレーニングを組み合わせることで、腹部前面の筋肉をバランスよく鍛えることができます。ただし、正しいフォームと安全性を確保するために、十分なウォームアップとストレッチを行い、適切な姿勢でトレーニングを行うことが重要です。

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